寄せ木方づえ

発明の名称:寄せ木方づえ
出願番号:特許出願平8-65074   出願日:1996年(平8)2月14日
公開番号:特許公開平9-217424  公開日:1997年(平9)8月19日
特許番号:第2717530号      登録日:1997年(平9)11月14日
本権利消滅日:2006年(平18)11月14日
出願人:有限会社創馬エンジニアリング  発明者:馬田 一博

現代の日本は、人口の都市への集中や都市機能の高度化に伴って、農山村地域が活力を失ってきています。特に林業は、高齢化と作業者、技能者の不足、原木の有効利用不足等によって低迷しています。
しかし、国内には豊かで巨大な市場があり、住宅産業においても増改築,耐震補強等の潜在需要もあります。

したがって、間伐材等の未利用樹種の加工、新製品の開発等を進めて付加価値を高めれば、林業の未来も開けるのではないでしょうか。

目的は、方づえと柱、はりの仕口を粘り強くし、かつ、圧縮力と引張力とに抵抗できる方づえとすることです。

方づえの強化によって、在来軸組工法の耐震補強するとともに、潤いのある居住空間を提供できる木造住宅建設を可能になります。

差し方づえ1を受け方づえ3に、ほぞ1aで連結し、さらに、差し方づえ1と受け方づえ3とを、曲り添木2と接合材4(ボルト等)とで、一体化した寄せ木方づえにします。
次に、寄せ木方づえを、連結材5と目違いほぞ3aとで、柱6,はり7に接合すれば、柱とはりは剛結されて、木造建築は地震等の水平力に抵抗できることになります。
寄せ木方づえ-代表図1