木造建築の柱と基礎との結合方法

発明の名称:木造建築の柱と基礎との結合方法
出願番号:特許出願平10-207057 出願日:1998年(平10)6月16日
公開番号:特許公開2000-1907  公開日:2000年(平12)1月7日
出願人:有限会社創馬エンジニアリング  発明者:馬田 一博
特許番号:第2961605号      登録日:1999年(平11)8月6日
本権利消滅日:平成20年8月6日

現在の日本では、人口の都市への集中や都市機能の高度化に伴って、農山村地域が活力を失ってきています。
特に林業は、高齢化と作業者,技能者の不足,原木の有効利用不足などによって低迷しています。
しかし、国内には豊かで巨大な市場があり、住宅産業においても増改築,耐震補強等の潜在需要もあります。
したがって、間伐材等の未利用樹種の加工、新製品の開発などを進めて付加価値を高めれば、林業の未来も開けると考えています。

柱と基礎を剛結することにより、在来軸組工法の耐震補強ができ、さらに、壁式の耐力壁を減らすことができます。このことは、平面プランの自由度が増して、良い居住空間を提供することができることになります。

図15に示すように、間伐材14の有効利用ができ、樹種の付加価値が高まり、林業の活性化に貢献できます。

柱が自立することにより、施工の安全確保が容易となり、かつ、施工能率が高まり、木造建築のコストダウンが可能になります。
木造建築の柱と基礎との結合方法-図15